千葉県では、毎年1月下旬から4月頃まで東京湾の港などで見られます
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■一足早く春を告げる「カミクラゲ」の展示
2013年2月6日
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:荒井一利)では、早春のこの時期に現れる「カミクラゲ」の展示を開始しました。
「カミクラゲ」は、カサ径5cmほどのクラゲで、冬から春にかけて本州から九州の主に太平洋沿岸で見られる日本固有種です。千葉県では、毎年1月下旬から4月頃まで東京湾の港などで見られます。 カサの下にある多数の触手が、髪の毛のようにたなびくことが名前の由来で、細長い触手をフワっと広げて漂う姿は、幻想的な美しさがあります。また、成長段階のひとつであるポリプ世代が未だ発見されていないなど、春以外の生活は謎につつまれている神秘的なクラゲでもあります。
まだまだ寒い日が続きますが、一足早く春の訪れを告げる美しく神秘的な「カミクラゲ」をぜひご覧ください。
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