生きた姿で捕獲されることの珍しい深海のオオエンコウガニ
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■深海にすむ「オオエンコウガニ」の展示
2013年1月15日
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:荒井一利)では、深海にすむ大型の珍しいカニ「オオエンコウガニ」を展示しました。
展示しているオオエンコウガニは昨年の12月27日に千葉県南房総市沖の水深460mで釣りの仕掛けにからまって釣り上げられ、千葉県水産総合研究センターに持ち込まれた甲羅の長さ16cm、体重2.7kgのオスで、同所より寄贈された個体です。現在、エコ・アクアローム内でタカアシガニなどと供に展示しています。生きた姿で捕獲されることの珍しい深海のオオエンコウガニをぜひご覧下さい。
【オオエンコウガニ】
東京湾以南の水深80m〜1100mの泥・砂泥底に生息します。底引き網などで漁獲され、食べておいしいですが、日本では漁獲数が少ないため市場にはほとんど出回わりません。アメリカやアフリカなどで漁獲される同じ仲間は「マルズワイガニ」などの名称で缶詰などの加工製品に利用されています。色素が少ないため茹でても蒸しても体は赤くなりません。
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