４泊５日にわたる春季キャンプでは各チームともに大きな収穫が得られたようだ

　高校生チームを対象にした第５回南房総バスケットボールキャンプが３月２７日〜３１日に富山ふれあいスポーツセンターなどを会場に行われた。
全国大会常連の厚木東高校（神奈川県）をはじめ、北は岩手県、南は三重県からの参加チームもあり、参加チーム数は過去最多の４３チームが５日間にわたり、春先の大会に向けたチームの底上げを図るためのキャンプに南房総市へ訪れた。

　大会初日は、富山ふれあいスポーツセンター、丸山体育館、千倉中学校体育館、富山平群体育館及び拓大紅陵高校体育館の５会場を皮切りに、３月３１日までの期間中に１８会場を使用して熱戦が繰り広げられた。

　大会を終え、「収穫の多い大変良いキャンプだった。来年以降もぜひ続けてもらいたい」と、来年のキャンプへ参加意欲をのぞかせる監督やコーチの声を数多く聞くことができ、民宿をはじめ関係者にとっても来年度の開催に向けて弾みをつける材料となった。また、初の試みとなった中学生の交流試合では、試合後に高校生が中学生に対して、ポジションごとにアドバイスやエールを送る場面があり、とても印象に残った。

　このキャンプは、会場準備や清掃などはすべて参加チームの選手や受入宿のスタッフが行い、教育委員会は施設の管理や会場確保を行うなど、高校バスケットボール部顧問、受入宿、教育委員会が役割分担して運営しており、行政主導ではなく、継続的に運営できるような体制づくりを構築していることである。

　市教育委員会生涯学習課では、今後も南房総地域の強みを生かして、定番的なキャンプ誘致や企画を行い、地域のスポーツ振興と経済効果を高める機会を増やしていきたいと考えている。


●○● 第５回南房総バスケットボールキャンプ●○●
【参加チーム】参加チーム：４３（昨年より５チーム増加）
【宿泊】受入宿２３軒（昨年より６軒増加）●岩井地区１５軒●富浦地区８軒
　　　　延べ宿泊数：２，５１８人