会場が大いに盛り上がるビーチフラッグス

　平成２７年６月２７日〜２８日に岩井海岸を会場にして、第７回ユースライフセービング選手権大会が行われ、全国の中学生から高校生が各競技で日本一を争った。
参加者は、関東近郊を中心に北は岩手県、南は宮崎県から全国の中学生・高校生の精鋭が集い、真剣勝負を繰り広げた。

　南房総市からも２名の選手が参加し、ハイレベルな戦いのなかで日頃の練習の成果を発揮した。中でも津嶋笑満花さん（嶺南中３年生）は、サーフレース中学生女子の部をはじめ、４種目で優勝を果たした。特に高校生に混じり参加した「ボードレース高校生女子」の部では、体格差で劣るハンデを感じさせず、レース終盤まで接戦に持ち込み、高校生相手に見事優勝を勝ち取った。

　大会を運営する日本ライフセービング協会では、「中学生と高校生の全日本大会はこの大会だけであり、ライフセービングの底辺拡大に向けて参加者をもっと増やしていきたい。将来的に岩井海岸を海の事故を守るライフセーバーの教育の場として活用させていただき、今後も地元と連携を深め、地域貢献にも積極的に関わっていきたい。」と、今後の大会の継続開催の示唆と抱負を語った。

　また、市観光協会によると宿泊人数は300人泊を超え、参加者数に比例して宿泊人数も増えており、今後もスポーツによる集客も柱の一つに育てていきたい考え。市担当課では、今年で３回目を迎え、参加者も年々増えていることから、今後も岩井ライフセービングクラブや観光協会などと受入態勢を整え、大会の定着化に向けた環境整備をさらに進めていきたいと考えている。