2015年2月24日誕生のメスの赤ちゃんを人工哺育中
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■ゴマフアザラシの赤ちゃん公開開始
2015年3月11日
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都中央区、代表取締役社長:須田貞則)の基幹施設である、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:荒井一利)では、2015年2月24日に誕生したゴマフアザラシの赤ちゃんの展示をロッキーワールドで開始いたしました。
2015年2月24日午前11時34分、ロッキーワールド「アシカ・アザラシの海」で、メスのゴマフアザラシの赤ちゃんの誕生が確認されました。ところが母親の「モネ」は出産後赤ちゃんのもとを離れてプール内を泳ぎ始め、赤ちゃんのもとに戻る様子が見られなかったため、親子2頭を別室に移し係員が経過を観察してきましたが、その後も授乳をする様子は見られず、赤ちゃんの命を守るため人工哺育で育てることになりました。訓練により「モネ」から母乳を採取し、その母乳を主体にして赤ちゃんを育て、赤ちゃんは誕生時の体長 72.0p・体重 7.8sから体長78.0p・体重 10.8s(3月10日現在)にまで成長し、純白の新生児毛におおわれた愛らしい姿を見せています。今後しばらくの間はロッキーワールド地階で赤ちゃんの様子をご覧いただくことができ、親代わりの飼育員が赤ちゃんに哺乳ビンでミルクを与えている様子も、ガラス越しにご覧いただくことができるかもしれません。
ゴマフアザラシの誕生は昨年に続き2年連続となりました。ゴマフアザラシの新生児毛は1ヶ月ほどで抜け落ちて親と同じ模様になります。今の期間しか見ることのできない、真っ白でふわふわした毛でおおわれた赤ちゃんの愛らしい姿を見にお越しください。
【出産関連資料】
1、新生児:性別 メス 体長 72.0p 体重 7.8s(2015年2月24日出生当時)
2、母獣:「モ ネ」 2012年11月17日搬入 体重 87.5s 父獣:「ハ ル」 2004年 2月22日生まれ 体重 97.0s *「モ ネ」は2012年5月 3日に北海道広尾郡広尾町で保護され、同年11月17日に釧路市動物園より搬入 *「ハ ル」は2008年1月18日に下関市立しものせき水族館より搬入
3、出産後経過:2015年2月24日 11時34分 「アシカ・アザラシの海」で出生を確認 2月24日 17時01分 母親「モネ」と赤ちゃんを別室に移動 2月25日 8時04分 母親「モネ」と赤ちゃんを分離し、人工哺育を開始 4、その他:ゴマフアザラシの妊娠期間・・・約1年
【ゴマフアザラシについて】 ・ゴマフアザラシは、渤海〜黄海、オホーツク海やベーリング海周辺の海域および沿岸に生息し、日本では北海道沿岸で姿を見ることができる。 ・親は灰色の地に黒い斑点模様が散在し、その模様が「ゴマフアザラシ」という和名の由来とされる。自然界では3月中旬〜下旬にかけて流氷上で出産し、新生児は白色の新生児毛におおわれて生まれるが、3〜4週間で換毛が終わり成獣と同じ体色となる。また、授乳期間も3〜4週間で終了する。 ・日本国内の水族館や動物園で数多く飼育されている。
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