鴨川シーワールドで ワモンアザラシの赤ちゃん誕生!
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■世界で2館目の貴重な出産例
2014年2月28日
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都中央区、代表取締役社長:須田貞則)が運営する、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:荒井一利)では、2014年2月17日(月) 午前6時37分にワモンアザラシの赤ちゃんの出生を確認しました。
誕生した赤ちゃんは、体長 59.0p、体重 3.8s、性別はメスで、16時18分には無事初授乳も確認されました。
母子共に順調で、純白の新生児毛におおわれた赤ちゃんは、まるでぬいぐるみのような愛らしい姿を見せています。
当館でのワモンアザラシの誕生は初めてのことで、世界での繁殖例は北海道小樽市の「おたる水族館」のみで、今回2館目となる貴重な出産となりました。
アザラシの仲間の中で最も体が小さいワモンアザラシは非常に憶病な性格であるため、動物の体調を最優先に考え、現在は一般公開せず、母子ともに育児専用のプールにて飼育をしています。 一般公開は今のところ未定ですが、母子共に産後の経過は順調で、早々に皆様にお目見えできる予定です。
【ワモンアザラシについて】
ワモンアザラシは、鰭脚類の中で最も北に生息する小型のアザラシで、北極海周辺の北の海や湖に生息し、生息域によって5つの亜種に分類される。その中でも、鴨川シーワールドで飼育されているオホーツク海周辺に生息する亜種は、アザラシの仲間の中で世界最小である。 親は灰色から灰褐色の地に淡い色のリング(輪)の模様が散在し、その模様が「ワモンアザラシ」という名称の由来と言われる。自然界での出産は氷上で行われるため、新生児は白色の新生児毛におおわれて生まれるが、6〜8週間で換毛が終わり成獣と同じ体色となる。 日本国内での飼育園館は少なく、国内での繁殖例は北海道の おたる水族館 のみ。
【出産資料】 1、新生児:性別 メス 体長 59.0p 体重 3.8s 2、母獣:「アルー」 2008年10月13日搬入 推定年齢 10歳 体重 47.9s 3、父獣:「ティノ」 2009年10月18日搬入 推定年齢 11歳 体重 35.1s 4、出産経過:2013年2月14日 交尾を確認 2014年2月17日 6時37分 出生を確認 16時18分 初授乳を確認 5、その他:ワモンアザラシの妊娠期間・・・約1年
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