小浜海岸には舟艇格納庫跡が残る
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■249ウォッチング石小浦と小浜、雨の海岸散歩
2013年5月14日
5月のウォッチングはあいにくの雨。それでも地域再発見に集まってくださる参加者の皆さんがいます。 今回は、富浦地区と岩井地区の境、小浜と石小浦の海岸を散歩しました。 国道127号線、南無谷隧道手前から旧道に入る道が小浜地区への入口になります。昭和28年に国道が開通するまでは、この道が本通り。すぐに素掘りのトンネルがあり、そこを抜けると左手に小浜の海岸を臨むことができます。 海岸の岩の上に四角く囲われた石積み見えます。これは岩をくり抜いた天然の鯛のイケスです。江戸時代、大阪の堺から池田弥三兵衛(やそべえ)が「はえ縄漁」という漁法を持って石小浦に渡ってきました。そのお陰で富浦は鯛の産地として有名になったそうです。 海岸に降りると、金毘羅様が祀られている横穴があります。今でもお籠りがあるそうで、きれいに手が入っていて護摩焚きの跡も見られます。地元の人たちの海の安全を祈る気持ちが伝わってきます。 参加者の皆さんは、そこから見える小さな船着き場とのどかな漁村の風景に心和ませていました。 お隣のポケットビーチ、小浜の海岸は本当に小さな砂浜です。今回のテーマはビーチコーミングでしたが、ここから岩井の小浦まで間の砂浜にはタカラガイをはじめ、海に流れ着くたくさんの宝物を見つけることができます。本当はゆっくりと宝探しをしたかったのですが、雨と風が少し強くなってきたのでここで終了。青い海と空に囲まれたビーチコーミングは今度の機会にお預けとなりました。
★次回のウォッチングは、6月8日(土)。 南無谷地区の七面山から初夏の豊岡海岸までを散策します。 朝8時50分までにとみうら元気倶楽部に集合して下さい。
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