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酪農のさとミニ企画展

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千葉県酪農のさとで、白牛の仔牛2頭がデビューしたことを祈念して、「白牛の放牧で始まった日本酪農」と題するミニ企画展を開催しています。白牛は、八代将軍徳川吉宗が民の寿命を延ばしたいと、最高の薬餌と言われていた乳製品の「醍醐」を生産し普及するため、嶺岡牧に放して酪農を始めた由緒のある牛。
今回のミニ企画展では、鴨川市坂東の御厩石井家、及び千葉県畜産総合研究センター嶺岡乳牛研究所が所蔵する白牛に関する古文書を展示している。近年の研究で、嶺岡牧で白牛が増える速度に合わせ酪農も徐々に伸びたのでは無く、十一代将軍徳川家斉の治世に、岩本正倫が役目で嶺岡牧に出向いた時に「醍醐」を試作し、それを「嶺岡白牛酪」と名付けて、原料乳生産から加工、そして販売網まで食システム全体を整備したことで飛躍的に発展したことが分かってきた。今回の展示で、岩本正倫が興した「嶺岡白牛酪」産業がいかに形成されていったのかを知ることができる。

千葉県酪農のさとミニ企画展「白牛放牧で始まった日本酪農」は、令和2年10月31日まで。
開館9:30〜16:30(月曜休館)。入館無料。問合せは、千葉県酪農のさとTel 0470−46−8181。

2020年6月12日 【投稿者 千葉県酪農のさと

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