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酪農のさとミニ企画展

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これまでの嶺岡牧調査で、嶺岡牧が地域経済発展の起点となっていたことが分かってきた。現地で嶺岡牧を管理していた牧士(もくし)家は、幕府から見回りに来た役人の持てなしなど人寄せが多かった。この牧士家に残された饗膳の食器を展示。通饗膳に用いられた食器の展示は2015年も行っているが、その時は漆器が中心で磁器は殆ど展示されなかった。今回は、元禄時代に作られた古伊万里の大皿など、江戸時代から明治時代の磁器を23点展示している。
嶺岡牧跡を訪ねると、貧乏徳利の破片や湯飲み茶碗などが木戸跡脇などに転がっており、牧内で酒盛りが行われていたことを暗示している。嶺岡牧は地域の働き場であり、賑わっていたことを食器を通して垣間見ることができる。
千葉県酪農のさとミニ企画展「食器が語る嶺岡牧の賑わい」は、令和元年10月6日まで。
開館9:30〜16:30(月曜休館)。入館無料。問合せは、千葉県酪農のさとTel 0470−46−8181。

2019年5月28日 【投稿者 千葉県酪農のさと

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