南房総グローバルメニュー

南房総の魅力

  1. トップ >
  2. 南房総の歴史 >
  3. 産業史 >
  4. 水産業史 >
  5. 鮑について
潜水漁
刺突漁
釣り漁
網漁
鯨について
鯛について
鮑について
鰹節
資料提供:
千葉県立
安房博物館
水産業史
鮑について | 木簡とノシアワビ
鮑について

 鮑は、古来から南房総の特産品として有名でした。
 南房総で採取されている鮑についてみてみましょう。
 アワビは、古腹足目ミミガイ科に分類されます。
 南房総で採取されているアワビには、クロアワビ、マダカアワビ、メカイアワビ、の3種類があります。
また、同じミミガイ科でトコブシという小型のアワビ類も採取しています。

クロアワビ
学名 Haliotis discus クロアワビ
クロアワビ(準備中)
英名 disk abalone
和名 黒鮑
別名 オン、オガイ
生態 殻長15〜20cm。足の裏が黒っぽいのでクロアワビという。3種の中では最も浅いところに生息する。夜行性で、昼間は転石の下や岩穴の中に潜んでいる。アラメやカジメのような大型の褐藻を餌としている。殻の大きさは、1年で3.5cmくらい、2年で7cm、3年で9cm、4年で11cmくらいになる。
☆旬は夏。刺身で食べるのに最適。

マダカアワビ
学名 Haliotis madaka マダカアワビ
マダカアワビ(準備中)
英名 giant abalone
和名 真高鮑
別名 マダカ、マタゲエ
生態 日本で最大、世界で2番目に大きくなる種で、殻の大きさが25cm、重さ4kgにもなる。殻が深く、殻表の凹凸も激しい。マタゲエは背の高いという方言である。足の裏は淡黄色。クロアワビ、メカイアワビよりも深いところまで分布しており、潮間帯下から水深50m付近にまで生息している。漁獲量は少なく、千葉県では全アワビの1%程度。
☆旬は夏。

メカイアワビ
学名 Haliotis gigantea メカイアワビ
メカイアワビ(準備中)
英名 siebold's abalone
和名 女貝鮑
別名 メン、メガイ、メンガイ
生態 他のアワビに比べ殻が浅く、殻の凹凸も少ない。かつては、メカイアワビが雌でオンと呼ばれるクロアワビが雄と考えられていたが、実は別種でそれぞれに雌雄がある。潮間帯から水深30mくらいのところに分布している。定住性があるが真夜中頃餌を食べに歩き回る。老成すると隠れ場所からでてこない個体もおり、孤立した岩にいて流れてくる海藻を頼りに生きているものもいる。
☆旬は夏。煮物、蒸し物によいとされる。

トコブシ
学名 Haliotis diversicolor aquatilis トコブシ
トコブシ(準備中)
英名 japanese abalone
和名 床伏、常節
別名 ナガレコ、ナガラメ、アナゴ
生態 殻長7cm、殻幅5cmくらいの小型のアワビ類。磯に分布し、潮間帯の岩棚の下などにもいる。足の裏は黄色っぽく、足の側面には長い触覚が多数生えていて運動性に優れている。1年で2.8cm、2年で4.6cm、5〜6年で10cm近くになる。
☆旬は冬から春。刺身にするには身が薄ので、たいてい殻付きのまま煮物にされる。
前へ 次へ

南房総グローバルメニュー

南房総の魅力