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富浦エコミューゼ研究会

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子の姫権現の社の前で紙芝居を聞く子ども達

9月土曜学校 和田・子の姫とクジラのお話

2017年9月26日
9月の土曜学校は、和田地区・花園の名前の由来となった民話と南房総の特産・クジラのお話を訪ねました。
久しぶりのバスでの遠出、到着したのは和田の花園地区に建つ諏訪神社です。ウォッチングに引き続き、地元花園区長さんの計らいで神社と子の姫の姿絵が収められている社を開けていただきました。諏訪神社では参拝の作法を教わりました。お辞儀の方法も会釈・礼・最敬礼と種類があることを聞き、順番に神様にお願いごとをしました。
子の姫権現の社前では紙芝居を聞き、昔、花園天皇の姫君・子の姫が戦を逃れ、舟でこの地区の砂浜に流れ着いたことから「花園」と呼ばれるようになったこと。そしてハマボウと言う花は温かい南の地方にしか咲かない花だというお話も教わりました。
ハマボウの花の時期は7、8月ですが、神社の前にあるハマボウの樹には、子ども達を待ってくれていたかのように最後の一輪が黄色い花を残してくれていました。
神社を後にした子ども達は、鹿島鳴秋の浜千鳥の歌碑を見学。次に向かったのは和田コミュニティセンター。南房総の特産であるクジラのお話を聞きに行きました。お話してくれたのはNPO法人ネイチャースクールわくわくWADAのガイドさんです。クジラの種類や特徴、名前の由来、房州地方のクジラ漁のお話を聞きました。クジラはとても長生きで、200歳になるクジラがいること。全国で4ヶ所しかない捕鯨基地の一つが和田にあること。今年は26頭のツチクジラの捕獲ができるのですが、まだ9頭しか獲れていないことなどなど。シロナガスクジラの大きな骨格標本の前で子ども達も興味津々で聞いていました。
南房総の宝物をまた一つ発見した子ども達。いつまでも心の中に残ってくれることを願い、帰りのバスに乗りました。