花もぎ
花もぎとは、必要のない花のつぼみをあらかじめ取りのぞく作業です。具体的
(ぐたいてき)
には「てきぼう」と「てきらい」の2つがあります。
「てきぼう」とは何でしょうか?
これは、必要のない房をまるごと切ってしまうことです。ほかの房に栄養
(えいよう)
が届
(とど)
くようにするために行います。
「てきらい」とは何でしょうか?
花のつぼみがたくさんできます。これをそのままにしておくと、ビワの花がたくさん咲きます。
一方、必要のない花のつぼみを切ると、花は少なくなります。
たくさんの花をそのままにしておくと、ビワはたくさんなりますが、全部小さくてあまりおいしくありません。
「てきらい」をして花の数を少なくした方は、小さな実がなった時に「てきか」を行って、実の数を減らしてしまいます。
そうすることによって、ビワの数は少ないですが、栄養
(えいよう)
をたっぷりと吸収
(きゅうしゅう)
した大きくておいしいビワができるのです。
参考資料・出展
びわ 房州ビワを中心とした栽培法 中井 滋郎著 株式会社とみうら発行