花もぎ
  1. 花もぎとは、必要のない花のつぼみをあらかじめ取りのぞく作業です。具体的(ぐたいてき)には「てきぼう」と「てきらい」の2つがあります。
  2. 「てきぼう」とは何でしょうか?
  3. これは、必要のない房をまるごと切ってしまうことです。ほかの房に栄養(えいよう)が届(とど)くようにするために行います。
  4. 「てきらい」とは何でしょうか?
  5. 花のつぼみがたくさんできます。これをそのままにしておくと、ビワの花がたくさん咲きます。
  6. 一方、必要のない花のつぼみを切ると、花は少なくなります。
  7. たくさんの花をそのままにしておくと、ビワはたくさんなりますが、全部小さくてあまりおいしくありません。
  8. 「てきらい」をして花の数を少なくした方は、小さな実がなった時に「てきか」を行って、実の数を減らしてしまいます。
  9. そうすることによって、ビワの数は少ないですが、栄養(えいよう)をたっぷりと吸収(きゅうしゅう)した大きくておいしいビワができるのです。

参考資料・出展
 びわ 房州ビワを中心とした栽培法  中井 滋郎著 株式会社とみうら発行