人手不足
運び方の歴史

山の高いところにあるビワ園では、収穫(しゅうかく)したビワをこのように人が下まで運びました。しかし、これでは大変な作業になります。また、たくさんの人手が必要です。昔はこのようにして苦労しながらビワを運んでいたのです。
そこで、ケーブルが使われるようになりました。山の上から、一気に下まで運ぶことで、山での作業が楽になりました。
さらに、モノレールも登場(とうじょう)しました。きれいな道がない山の中でも、カゴいっぱいのビワをのせて走ることができます。
その後、山の上まで道を作りました。そのおかげで、現在はトラックで運ぶこともできます。

このようにして、人手が少なくても楽にビワを運べるように、富浦の人たちは工夫を重ねてきました。

参考資料・出展
 びわ 房州ビワを中心とした栽培法  中井 滋郎著 株式会社とみうら発行
 富浦のびわ 富浦町長 遠藤 一郎発行