ビワとは


ビワの木 ビワの葉 ビワの花 ビワの実

●ビワとは
分類:

被子植物門(ひししょくぶつもん)
双子葉植物綱(そうしようしょくぶつこう)
バラ目(もく)
バラ科(か)
ビワ属(ぞく)

学名: Eriobotrya Japonica Lindley エリオボトリア ヤポニカ リンドレイ

中国の揚子江沿岸(ようすこうえんがん)や日本の関東地方より西に生えている常緑(じょうりょく)の木です。 日本では石灰岩(せっかいがん)の山地に多く、埼玉県(さいたまけん)が北限(ほくげん)となっています。

11月になると香(かお)りの良い白い花が咲(さ)き始め、1月までつぎつぎと咲(さ)き、冬の寒さで死ぬことがなければ6月ごろに実が熟します。果実の小さい在来種(ざいらいしゅ)では1果房(かぼう)あたり10〜15個も実がなります。

明治の中頃までは小粒の在来種でしたが、明治12年に大粒の田中種が誕生して、現在私たちが食べているビワの実はほとんどが品種改良されたビワとなりました。
参考資料・出展
 びわ 房州ビワを中心とした栽培法  中井 滋郎著 株式会社とみうら発行
 朝日世界植物百科          朝日新聞社編
 漢字源               学習研究社編