東京オリンピック・パラリンピックの機運醸成を！

　東京オリンピック・サーフィン競技の開催決定を契機に、千葉県と九十九里・外房地域の１６市町村が一体となって取り組むビーチクリーン・キャンペーンの一環として、「ちくら海岸ビーチクリーン・キャンペーン2017」（主催：南房総市朝夷商工会青年部）が、７月１６日（日）に南房総市千倉海岸で開催された。
　当日は３連休の中日で、早朝からサーファーや海水浴客で賑う中、朝夷商工会青年部の声掛けにより、サーファーや海水浴客、地元の消防団、観光協会、商工会など約１５０人が１時間をかけて、海岸清掃を行った。
中には親子連れで参加した海水浴客もいて、子どもたちも一緒に漂流したゴミの収集に汗を流した。
　清掃活動終了後には、かき氷や麦茶、スイカなどが商工会や観光協会から振る舞われ、参加者らは乾いた喉を潤していた。
　この取り組みは、東京オリンピック・パラリンピックに向けた「おもてなし」の機運を高めるため、県と九十九里・外房地域の１６市町村が一体となって、ビーチクリーン・キャンペーンを各地で実施し、東京オリンピックが開催される平成３２年度まで継続して行われる予定。
　千倉海岸では、この取り組み以外にも地元のサーファーや地域づくり協議会が海岸清掃を行うなど、自発的・定期的なクリーン活動が行われ、自然環境の保全につながっている。
　市教育委員会では、このような取り組みを契機にサーフィン大会の誘致など、多くの集客が見込める機会を地元の方々と共に創出しながら、地域のスポーツ環境の改善に引き続き取り組んでいきたいと考えている。