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房州うちわの生産 |
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房州うちわの歴史
・房州うちわの生産 |
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房州うちわは平柄の讃岐うちわ、差し柄の京うちわ・大阪うちわに対し、丸柄のうちわとして知られ、柄の竹が丸のままで、半円の格子模様の窓の美しさが特色です。
竹の産地房州では、明治10年代には東京のうちわ職人から技術を学び、うちわ骨の生産が始められたようで、明治時代から男達が漁に出たあと、家に残された婦人や老人の手内職として発達しました。その後、大正12年(1923)の関東大震災で、東京のうちわ生産が打撃をうけた後、房州で一貫したうちわ生産が行われるようになり、房州うちわの生産量は急速に増加しました。その結果、日本三大うちわの一つに数えられるまでになりました。
房州うちわづくりは、竹の皮むきから始まる24の工程を手作業で行います。竹を64等分に割る「さき」の工程が重要なポイントです。
房州うちわは、江戸趣味のデザインに加え丈夫な点が特徴で、近年は室内装飾品として民芸調の製品が生産されるようになっています。
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うちわ |
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