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資料提供:
千葉県立
安房博物館
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潜水漁

・器械潜水に使われる道具

空気ポンプ
イギリス式空気ポンプ
イギリス式空気ポンプ
 展示資料は、ハンドルを回すと、クランク状のシフトがシリンダー内のピストンを上下させ、空気を送り出す仕組みで、イギリス式です。この空気ポンプは、明治12年6月にイギリスのシーベ・ゴルマン社(Siebe Gorman &Co. Ltd)から輸入されたもので、器械潜水がアワビ漁に導入された直後に輸入された国内最古の型式を示す歴史的な資料です。明治時代に使用され、このポンプが使用された当時は、潜水士2名、空気筒持1名、その他6名の計9名が1グループで操業し、潜水士は2〜3時間交替で、午前8時頃から午後4時ころまで潜水したということです。

ヘルメット ヘルメット
ヘルメット
 頭にかぶるカブトの部分の下には、潜水服に装着するシコロと呼ばれる部分がつきます。展示資料は、大正時代に東京の東亜潜水株式会社で製作されたもので、銅板を加工して作られています。重さは17sで、水深90mまで使用が可能です。オリジナルは、明治時代に横浜のハドソン(Hudson)商会が輸入したものです。

潜水靴 潜水靴
潜水靴
 潜水士が履く靴で、海底で足底を保護するため頑丈につくられています。杉板を底板とし、爪先と底に鉄板を付け、踵の周辺にゴムを回しています。1足分の重さは4.7sもあります。大正時代に横浜潜水衣具株式会社で製作されたものですが、オリジナルはヘルメット同様、明治時代に横浜のハドソン(Hudson)商会が輸入したものです。

錘
 潜水士が海中で浮上しないためにヘルメットのシコロの突起にかけた錘です。潜水靴とともに、大正時代に横浜潜水衣具株式会社で製作されました。
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