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白間津の大祭
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観光イベント
白間津のオオマチ(国指定無形民俗文化財)
由  来 
 千倉町白間津(しらまづ)日枝神社は、社史の伝えるところでは、醍醐天皇の延喜元年(西暦九〇一年)に岩戸大納言義勝が創立したもので、祭はそれよりあまりへだたらない頃に、土地の来島に神が現れて、伝えられたといいますが、明治維新まで別当寺円正寺の管理中しばしば津波の為に古い記録を失っております。
 この祭は、全国的にもめずらしいもので、「とひいらい」、「えんやぼう」、「ささら踊り」、「酒樽萬燈」、「オオナ渡し」の行事があり、そのいずれもが古い伝承であり、且つ豪華なものです。

とひいらい

 中高生の少女達によって演じられるもので、とひいらい棒を持ち、腰をかがめ棒で地を押し払いながら、神の下る道をなびかせていきます。
 また、扇を使いおっぺこ踊りも行います。

えんやぼう

 小学生以下の男子によって演じられるもので、とひいらいが露払いした神の道から魔物を退散させる役といわれ、先頭のふたりは片鎌槍を、他の者は薙刀をもって、地を振り払うように踊ります。

ささら踊り

 祭の中でも最も重視されているもので、その種目は十二ある。「振込み(お寺)」、「振込み(神社)」、「お寺踊り」、「白間津踊り」、「山伏踊り」、「御参宮踊り」、「扇踊り」、「六角踊り」、「小切小踊り(外山)」、「小切小踊り(森屋様)」、「牛若踊り」、「綾踊り」である。振込みは、境内に入るときの踊りで日天・月天(仲立ち)が先頭に立って行進する。境内に達すると円型に敷かれた席の上で、中心に仲立ちと唄い手を置き、その周囲を廻りながら踊る。踊り手は小学校六年生以下の少女たちで、幼女も加わるたいへん愛らしい踊りです。

酒樽萬燈

 長さ三メートルの十字に組んだ角材の上部に四斗樽二つをくくりつけたもので、重量は約四十キロ。青年の男子のみがとり行うもので、参加した男たちにとっては、重い萬燈をひとりで振る「力」の見せ所で拍子木の音と、独特の掛け声をかけながら振ります。また、萬燈振りには三振り、五振り、七振りとの段階がありますが、いまではほぼ三振りのみです。

オオナ渡し(2日目午後)

 大綱渡しが方言化した呼び名で、文字通り太い綱で、神の依代である大幟を引く祭事です。大幟は都合二本あり、それぞれに日天・月天と区別されています。この日天・月天は杉材に日枝神社の幟旗の上に取り付けるのが、日天・月天をかたどったカサ。竹を輪にして赤い木綿布を周囲にグルリとたらします。カサは、カサマクともいい、日天のものを「日の出笠」、月天は「曇り笠」とも呼びます。カサの上に取り付けるものは、ハナ。枝だれ式の飾りのことで、ハナの本数は、一日目は十四本、二日目は十五本、三日目は十六本と一本づつ増やしていきます。ハナを飾る飾りはホシと呼ばれ多ければ多いほどいいことになっています。そして、大幟の根元を二十俵ほどの土俵で固めてあります。

お浜下り(お浜出)(2日目午前)

 猿田彦を先頭に、とひいらい、えんやぼう、仲立ち、ささら踊りの一行が続き、大榊、五色旗、巫女、伶人、笛、太鼓、唐堰、鳳輦、神官、関係者と続き最後に酒樽萬燈と行列をつくり、浜の仮宮を目指し、行列をなす厳粛な神事です。
 こうした行事すべてが、白間津のオオマチ(大祭)行事として、平成四年三月十一日に、国の重要無形民俗文化財に指定されました。