「生物多様性コーナー」で千葉県に生息する希少種「ニホンイシガメ」の展示を開始
|
■ニホンイシガメの展示を開始
2014年12月19日
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都中央区、代表取締役社長:須田貞則)の基幹施設である、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:荒井一利)では、今年4月にオープンしたエコ・アクアローム内の「生物 多様性コーナー」で千葉県に生息する希少種「ニホンイシガメ」の展示を開始しました。
ニホンイシガメは関東から九州に生息する日本固有の淡水性カメ類で、オスは甲長15p、メスは甲長20pほどになります。20年ほど前までは日本各地で多く生息していましたが、生息環境の悪化や外来哺乳類による捕食被害、外来カメ類との交雑、希少種ゆえの業者や愛好家等による乱獲などにより、近年急速にその生息数が減少しています。 千葉県では、県南部一帯の小河川や房総半島の山間部を流れる河川などに生息し、東日本で唯一の安定した生息地といわれていますが、近年、外来種のアライグマによる捕食被害が報告されて以降、これまでの生息地が失われつつあります。
鴨川シーワールドでは、千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会(平成25年7月設立)からの依頼を受け、10月より 生息域外での保全活動に取り組んでいます。今回、ニホンイシガメを展示することにより、本種をとりまく現状を知っていただき、今後の保全活動の一助になればと考えています。
|