東京湾フェリーで行く「岬＆里山を巡る花さきどりウォーク」と銘打ったハイキングイベントが本日31日に行われ、南房総市富浦町の大房岬や道の駅、ひと足早い花摘みなど楽しむコースに、120名のハイカーが訪れ秋の南房総を満喫していただいた。

　東京湾フェリー、館山日東バス、枇杷倶楽部、南房総市観光プロモーション協議会が集客の弱い秋の南房総へ足を運んでいただく手段の一つとして、今回企画した。主に対岸の神奈川県のお客様をターゲットにして、ＰＲと集客を図った。久里浜から金谷までをフェリーで移動、その後日東バスに乗り換えて、大房岬へ。

　心地よい秋風が吹く絶好のハイキング日和のなか、大房岬からの絶景やマテバシイが生い茂る小路、枇杷ハウスやカーネーション団地、食用ナバナ畑など地場産業の風景、のどかな里山と田舎の原風景の面影を残すおよそ９キロのハイキングコースをのんびりと歩きながら、ゴールの道の駅おおつの里・花倶楽部を目指した。

　コース上には、ツワブキ、ススキ、あけびなど、秋の自然風景に会話を弾ませ、「ここは本当にのんびりとしていいところだね。」「今日はゆっくりと眠れるね。」と、美味しい空気と南房総の秋の風情に浸りながら、心地よい疲れを楽しんでいただいた。

　ゴールの花倶楽部に到着すると、冷たいびわ葉茶のサービスで一服。そのあと、春先取りの花摘みや新米のすくい取り、ふかし芋の試食で、体験や秋の味覚を満喫していただいた。最後は枇杷倶楽部でのびわソフトや東京湾フェリーでのお買い物を楽しみ岐路へ。

　このハイキングは、来週11月7日も予定され、およそ100人ほどの予約がすでに入っている。ご予約・お問合せは、東京湾フェリー「花さきどり」ウォーク係（電話046-830-5622）へ。